学校生活が辛い スクールカーストや、ぼっちに悩まされて
この記事は、おおよそ15歳前後の人が読むことを想定して執筆しています。
書いたのは、元15歳の今は大きなオトナです。(正し、中身は7歳レベルです。)
この記事にたどりついた方は、学校生活がつまらなかったり、楽しくないと感じている方だと思います。
そうである原因は人の数だけあると思います。
「同級生のあの子は、まるでモデルのようだ!その子と並んで立つと、落差が激しくて自分が恥ずかしい。」
「オシャレで流行を知っている子がいる。毎週のように話題のスポットに行っている。この子は自分よりも格上だ!」
その他にも、英語ができる子がいる、ピアノが上手な子がいる、あの子はスポーツ万能、あの子は親がお金持ち・・・、挙げていったらキリがありません。
自分がみすぼらしく思えて劣等感を抱くようになる。
なので自信がなさそうに行動してしまい、スクールカーストでは下層に陥ってしまう。
(※念のために「スクールカースト」を説明しておきますと、学生間の人間関係で序列ができる様子を指しています。
こういう序列は昭和の時代にも、番長だのスケバンという呼び名で存在していたと思います。)
下層の学生は、ぼっち&いじめの毎日で人生が嫌になって・・・。
私はかつて、そういう学生でした。
そしてこれは、私より上の世代にも存在しました。
また、私より下の現役の学生にも見られます。
その証拠に検索をしてみると、学生生活の悩みに関する投稿がいくつも見られます。
この種の悩みは10代にはついて回る、永久の悩みなのだと思います。
当時の私は青春モノの映画を見ていて
「ううむ。どうやったら、映画ような青春を手にできるのだろうか?」
半分は羨望、半分は諦めの気持ちを持つものでした。
映画のようにならなくても、誰しも思うのが「どうしたら改善できるのか?」ということです。
私も学生時代に調べました。
ですが、有力な解答例には失望しました。
どういう解答例か記憶を頼りに再現しますと
「人と比べるのを止めよう。自分は自分なのだから。ゆっくり進もう。」
というものです。
10代の私には受けれ入れられないものでした。
「そうではあるけれど、こんな回答は役に立たない!」
と溜め息。
「今すぐに自分を劇的にアップデートしたいんだ!そうでないと、青春が終わってしまう!」
という、焦りの感情が大きくありました。
ルーザー(負け犬)私が申しても説得力に欠けると思いますが
「大変身は不可能です。すごく嫌な提案ですけれど、比べるのを止めるて、ゆっくり進むしか方法はありません。」
と言いたいです。
10代の方からしますと
「こっちは10代だ。まだまだ変われるんだ。年寄りの悲観的な意見なんか役に立たない。」
と反論したくなると思います。
私自身もそうだったのですが、ある程度の年齢になって見えてきたことがあります。
ちょっとここで、15歳のあなたでも想像できると思われる話をします。
あなたが7歳の時を思い出してください。
大好きなアニメのTV放送を見逃してしまいました。
幼いあなたは大騒ぎしますが、ご両親は「一回くらい見逃しても、何でもないじゃない。」と言います。
15歳になって思い出してみると、あなたは「まぁ、親の言う通りだったな。」と思うことでしょう。
しかし、7歳当時のあなたは「そんなことない!これは大事件だ!」と強い感情だったことでしょう。
さて、15歳当時をある程度の年齢になって振り返ると、今だから見えることや受け止められることが出てきます。
そして、あの回答例を当時に実行しておいた方がベストだったと思えてならないのです。
人と自分を比べる考え。
これが何らかの役に立ったのでしょうか?
例えば
「動画を見て驚いた!〇〇さんは、ダンスが上手なんだ!だけど私は運動オンチだ。」
と、同級生と自分を比べて落ち込んだとしましょう。
落ち込むことにより、明日からダンスの練習を始めるのでしょうか?
既に練習を始めている人は、落ち込むことで練習の上達に役立つのでしょうか?
むしろ「自分なんて・・・」というコンプレックスを増大させて、悪いサイクルに自分を落とし入れるだけになります。
また、劇的な改善を目指している方にイメージしてもらいたいのですが、今から2週間でダンスのレベルを確実に上げられると思いますか?
ダンス以外に、筋トレや、英語の勉強、ギターの練習でも結構です。
あなたは今日から、ゲームもせずに、お笑いの動画も見ず、SNSを最低限にして練習に打ち込むんですか?
ここで自信をもって、即座に「はい。」と言える人は、既に何等かを2週間でマスターした経験のあるミラクル・スチューデントだと思います。
しかしながら「うーん・・・」と言ってしまう方は、自分にそこまでの能力があるのか自信を持てない人だと思います。
そんな方が、明日からの2週間を猛烈に過ごせるのでしょうか?やり抜けるのでしょうか?
挑戦したところで、2日でバテてしまうことでしょう。
こういう、落ち込む&急激な改善を目指すと言う悪いチャレンジを私は繰り返してきました。
当然ながら、結果は失敗です。
後になって知ったのですが、私以外にも多くの人がコンプレックスを抱えては、悪いチャレンジをして失敗していました。
街中での会話、一般の方のインタビュー動画などなど、様々方が同じような失敗をしていたことを知ったのです。
人と自分を比べてコンプレックスを抱いているのは、あなただけではありません。
インターネットで検索してみて、多くの人が失敗や劣等感を経験していることを知ってください。
何故ならば、あなただけが失敗しているのではないことを知って欲しいのです。
誰もが失敗しうることを、あなたも経験しているだけなのです。
これが現実なので「自分だけが・・・」「自分なんて・・・」と、自らが世界で唯一の例外だと考えるネガティブ思考は苦しいだけで利益が無いのです。
このことは、是非とも認識して欲しいことです。
また、劇的な改善が可能であるのでしたら、他の人が放っておくわけがありません。
すぐに変われる究極のメゾットが存在するのなら、世界中にすぐに広まります。
そうならば今頃は誰かが「究極のメゾットを発見した!こうすれば10日で変われる!コーチング代は100万円だ。」と大々的に宣伝をし、受講者が「これは本物だ!この効果だと100万円なんて安いくらいだ!」と興奮して評判を呼び、そして世界中のマスメディアが飛びつくものです。
何事もそうですが、本物となれば世界中が飛びつきます。
反対に偽物とあれば、いつまでも世界中が騙されるわけがない。
あなた自身では理解できない事柄でも、この世に何十億もの頭の良い人や冷静な判断を出せる人がいて「これは本物だ。」「これは偽物だ。」という賢い判断を出しています。
さて、即座に劇的に人間を変えるメゾットは存在するのでしょうか?
本物があるのならば、検索してみると検索結果がバンバンと出てきて、数多くのレビューが出てきます。
ところが、そうではない。
この現実を踏まえると、本当に劇的に変われるメゾットなんて存在しないのではないと判断するのが妥当です。
嫌な話ですが、人間が変わるには少しずつ地道に変わるしか方法が無いようです。
以上の現実をふまえると、有力な対処方法は
「人と自分を比べず、ゆっくり進む。」
という恐るべきものになります。
すごく嫌な話ですよね。
夢の無い話ですよね。
それでも、本当に夢を叶えたい人は、こう言うのだと思います。
「劇的に変われないのなら、毎日、少しずつでもギターの練習をしてやる。
自分より上手な奴がいても、動画のフォロワーが多い奴がいても、そんなの気にせず練習してやる。」
こういう人って、5年後にはどうなっているのでしょうか。
いや、5ケ月後で結構です。それでも、スゴイことになっていますよね。
こういう泥臭い行動をしている人って、すごく強くなれると思います。
反対に「あれではない。これではない。本物が何処かにあるんだ・・・。」と嘆くだけで行動しない人は、永久に何も手に入れないことでしょう。
考えることも大切ですが、行動がともなって初めて物事は完成するのですよ。
私は、こういう道を生きることにしました。
どこまで進めるのかわかりませんが、少なくとも、学生時代に落ちこぼれていた自分とは異なる考え方をしているのは確かなことです。
もしもこの記事を読んでいるのが、学校生活を辛いと思っている学生さんなら、こう言います。
「あなたの人生に幸あれ!
将来『こうして私は変われた』という話を聞かせてね。」
そして
「できたら私の幸運も祈ってね。」と。