ソロ(単独)ではなく、グループだから発揮できる力
読書会というものがあります。
私自身は参加したことがありませんが、開催経験のある方の説明によりますと
- 同じ書籍を、グループで読む。
- そして、読んだ感想や意見を公表する。
という形式で進めるのが一般的だそうです。
考えてみれば、読書はソロ(単独)でもできることです。
読書会では、専門家による解説が必要な難しい古典を読むわけでもなく、高度な数式が登場する物理の書籍を読むわけでもない。
むしろ、それほど悩むことなく読める書物を集まって読むのです。
それに、他の人の感想が聞きたければ、ネットでレビューが多々見られます。
それでも集まる理由としまして、読み進めるペースメーカーになるから、という面があるようです。
読書のみならず、他にも集まることによる効果。つまり、グループの力が発揮されるシーンがあります。
公園で一般市民が集まって、ヨガをしたり太極拳をしたり。
どちらも、用具を必要とせず、相手を必要としない運動です。
その気になれば、自宅でソロでできることですが、わざわざ外に出て実施するのです。
これも、ソロでやるよりも、グループの中に身を置くことにより、実践する回数が増やせるからでしょう。
「何事も本人のやる気しだいだ。」と言えば、聞こえは良いのですが、それだけでは通用しないことも多いのでしょう。
私が「キタノ会」を運営す際に、グループに擬した形態を意識しています。
ソロのプロジェクトではありますが、そのようにしているのは、誰かがいるかもしれない可能性を作り、グループの力に似たものを得たいと思っているからです。