女子高生のメイクとミニスカートを否定してはならない?



「高校生の娘のスカートが短いの!それに、メイクも派手なの!」
ある程度の年齢の女性が、嘆きながら言うのを聞いたことがあります。

筆者は男性なのですが、どうやら10代の女の子にとって
「かわいくなる=息をするのと同じくらい必須」
という風潮があるように見えます。

となると、スカートを短くすることとメイクをすることに強迫的なまでに駆り立てられることは必然なのでありましょう。
もしも、女の子たちに
  • 「かわいくない」と言われてしまう
  • 洪水で自宅が浸水する
のどちらがマシですか?
と質問したら、後者がマシだと回答するのではないでしょうか。

ともあれ、これほどの「かわいい」を求める欲求を持つ相手に対して
「スカートが短すぎる!」
と批判しても反発するだけのことでしょう。


こう申しますと、母親の皆様方は
「それは筆者が男性だからだ!このスケベおやじ!」
と激怒することでしょうが、ならば赤の他人であるアイドルの女の子たちがミニスカート履く姿をどう思うことでしょうか?

乃木坂46

「あら、かわいらしいわね。」
と感じるのではないでしょうか。

更に暴言を吐きますと、ロングスカートを履いた(→ミニスカートを、もう履けない!)オバちゃんが
「ミニスカートをやめなさい!」
と説教するのは何とも強烈な皮肉でありましょう。


これと同じで、メイクへの欲求も止められないことでしょう。

ただ、10代の頃は独学によるメイク術であるのに加えて、何でもいいから塗りたくって別の顔になれればいい、という傾向がある様子。
なので、時代によっては以下のようなメイクになることも。


「どこの民族ですか?」
と、当時も揶揄を言われたものです。
日本のガングロ女子です。

10代の女の子は、いかに止められないことか。


ただ、私は女子高生に好き放題させることを推奨しているわけではありません。
本人たちの「かわいい」を求める傾向性を否定することに反対しているのです。

しかし、成人である人々は若い彼女たちに何を言うべきなのか。
人生を長く生きているだけあって、経験や見聞きしたことは多いものです。

ミニスカートについては、それがかわいいことを全肯定するのです。
それは、乃木坂46の女の子の姿から同意できるのではないでしょうか?
しかしながら、性犯罪の懸念については率直に伝えるのです。
盗撮、痴漢、その他あらゆる性犯罪。
こういったことに対するガードを甘くしないように言い切るのです。

ミニスカートへの「かわいい」の価値軸に「性犯罪」という横軸を追加させた視野を意識させるのです。

そもそも短いスカートへの懸念は性犯罪の懸念なのであり、ガードを固くしてかわいいとの両立をできている子ならば、それ以上のことを言うのは過干渉ではないでしょうか?

メイクについてですが、金銭的に余裕があるのでしたら、プロのメイク講座を受けさせてみてはいかがでしょうか?
我流でコテコテの厚化粧をしている状態から、スキンケアの重要性やナチュラルメイクの威力を痛感させるのです。


「学生は学業が本分だ!」
と言う人がいるでしょうが、それだけが人生ではありません。
ならば
「社会人は仕事が本分だ!」
となるのか。
「高級腕時計を買うとは何事だ!仕事に役立つ資格取得のテキスト代にお金を使うべきだ!」
などと言うのでしょうか?

私がスケベでミニスカートを目で追うことは認めますが、一人の人生をガチガチに拘束せんとする、成人者たちの考えには同意できかねます。

だから、私は10代の女の子たちがかわいいを求める姿を否定したくないのです。
ただし、賢くかわいいを目指してください。それが、あなたの人生を向上させると私は考えているからです。