考えてから行動するのか、行動してから考えるのか。



ひきこもりの人に多いと思うのですが
「じっくり考えてから行動しよう。」
というタイプが多いようです。

そういう行動を好む心理としまして
「失敗をしたくない。」
「成功できる自信が無い。」
「無駄なことを避けたい。」
といったものがある気がします。

それはそれで、ある面としては最もなことだと思います。
成功率の上昇・失敗の回避・効率性の重視などなど。そのような基準軸で考えた場合、最高で賢明な選択をしていることでしょう。
そもそも、ひきこもりの人に、失敗を恐れない大胆なタイプなどいるのでしょうか?

私は思い切り、考えてから行動するタイプの人間です。
ですが、それがために大きな弊害を抱えていました。
このタイプの宿命として、どうしても行動力が落ちることです。


ここで仮定をします。
何がしかの学力試験を受けることになったとしましょう。
そうなりますと、試験に向けて好まざるとも机でテキストに向き合うことになります。

試験の結果がどうなるのかはともかく、これによる収穫はあります。
机に向かう習慣が生まれることです。

スポーツでも同じでしょう。
テニスならば、試合に出るとなったらば否が応でもラケットを握ることになります。
ボロ負けしたにしても、試合に出ないで家でゴロゴロしているより、身体や技術が鈍る可能性は明らかに低いです。


成功や効率などの基準軸からすると、ズタボロな結果です。
ですが、行動力という基準軸を加えて見ると、これらの行動の評価点をどこに置くのか大きく変わります。

基準軸を1つだけではなく、2つ設定すると何を選ぶべきかが変わってきます。


私は行動力という基準軸があまりにも、あまりにも低かったです。
今でも大して克服できていないのですが、それを伸ばさんとジタバタする目的でキタノ会を運営しています。

勿論、大きな決断を必要とする事柄には時間をかけます。
ですが、今の私にはずっと欠けていた、もう1つの軸を伸ばすのが優先課題です。

キタノ会の運営方法は、愚かなやり方か?賢いやり方か?
いや、それよりも、どんどん行動できているのか。こちらの方が、重要なことです。

今の私は、もっぱら行動してから考えることにしています。