アンチと批判を区別して認識しよう


画像は陸上自衛隊の参考資料です。
本文の内容とは直接の関係はありません。


元陸上自衛官の女性が在官中に性暴力を受けた。退官後に実名を公表して告発をし、加害男性より直接の謝罪を受けた。
2022年10月18日のマスメディアの報道内容をまとめると、上記の通りとなります。

以上の経緯を更に詳しく、朝日新聞(2022年10月18日付)という左に寄り過ぎている新聞より情報を引用しながら追っていきます。

被害を告発したのは23歳(2022年10月18日現在)の女性。
2020年に自衛隊に入隊。
しかし、2021年8月。訓練中に行われた宴会にて、男性隊員3人から代わる代わる押し倒され、両足を広げて腰を押し付けられる暴力を受けた。
また、日常的に抱きつかれることもあった。

在官中に被害を申告したが証言が得られず、認められなかった。
退官後の2022年6月、実名を明かして被害を告発。
防衛省は内部調査をして、同年9月に、日常的に性的な身体接触や発言があったと認めた。
そして同年10月、加害者の男性隊員4人が女性に直接面会して謝罪した。


これらの流れより判断できることは、女性の訴えは事実であるということです。
防衛省も、加害男性も認めているからです。

ですが、省や加害者が認める前の6月、被害女性のソーシャルメディアにはアンチのメッセージが多く届いたそうです。
「ウソを言うな」
「自衛隊に迷惑をかけるな」
更には
「ブス」
「男みたいな女のくせに」(女性がショートヘアであることを指していると思われます。)
というものも。

応援のメッセージも多くあったそうですが、これらのアンチのメッセージは非常に間抜けであると言う他にありません。

懐疑的に思うことは、誰にでも許されることです。
ゆえに、例えば
「あなたの告発は本当でしょうか?宴会という大勢がいる場所で起きたとは、信憑性に欠けます。」
と疑問をていすることは認められるべきでしょう。
これは批判となります。

しかしながら
「ウソを言うな」
等のメッセージは問題だと見るべきでしょう。
この発言をした人は、確認をしたのでしょうか?
例えば、被害女性にインタビューをしたのでしょうか?
あるいは、当時の関係者にインタビューをしたのでしょうか?
宴会の映像記録などが残っており、それを確認したのでしょうか?

このような発言をする人のパターンとして多いのは
  • 確認をするなど、手間の必要とする行為を激しく嫌う。
  • 即座に結論を出したがる。
  • 白か黒かで判断したがる。
が私の経験上から予想されます。

上記の確認を行ったうえで
「矛盾だらけなのだ。確証が得られない。」
と申すのであれば、それは批判です。

しかし、そういう行動をしない人は単なるアンチという価値の非常に低い存在であり、そのような人の行動基準は
「何が正しいのか?」
ではなく
「何が自分にとって気持ちいいのか?」
というエゴイズム爆発の状態にあると見るべきです。


繰り返しますが、防衛省も加害者の男性隊員も女性の訴えを認めました。

ですが私の予想ですと、アンチの中には、これらの発表を受け入れない人がいることでしょう。
「あの女が、お金を積んだのだ。そうして言い分を通させたのだ。」
「あの女は、有力議員の親族だ。だから思い通りの展開にできたのだ。」
等々、信じられないほど強大なパワーが女性にあるという神話を次々と生み出して行くのでは?
そうであるならば、やはり「何が正しいのか?」が基準となっていない。

さて、改めて問います。
こういうアンチ、まともに相手にする必要があるのでしょうか?
そもそも、値打ちのある人間として評価するに値するのだろうか・・・?